大学・研究所での学術研究に対する名古屋議定書/ABS対応のスペシャリスト

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質問

大学における名古屋議定書対応のひとつとして、欧州連合のコレクション登録簿に記載された機関、それに相当する機関から入手した遺伝資源を利用する事を研究者へ推奨する事になると考えられる。したがって、EU規則のコレクション登録簿状況の情報が重要である。
EU規則のコレクション登録簿では、既に登録されているコレクションはあるか?日本にあるコレクションに相当する機関で、EU規則のコレクション登録条件に該当するコレクションはあるか?例えば、ナショナルバイオリソースプロジェクトには様々なバイオリソース機関があるが、これらはEU規則のコレクション登録条件を満たしているか?

回答

EU規則は2014年から発効していますが、実際にはその実施方法を決めた法律を2015年4月現在話し合われており、実施法ができるのは2015年中といわれている。実施法では、コレクション登録簿に登録されるための条件などが規定されることになる。したがって、コレクション登録簿に登録されたコレクションはない。実施法の条件を各国のコレクションが検討し、各国毎に申請を欧州委員会にすることになり、おそらく2016年頃にはコレクション登録簿に登録されるコレクションが公表されると思われる。
したがって、日本の研究者が、コレクション登録簿に登録されたコレクションから遺伝資源を入手し、研究を行うことは最も確実な方法であると考えられる。大学が研究者に遺伝資源入手についてこの方法を推奨することは意味があると思われる。
日本のコレクション、例えばナショナルバイオリソースプロジェクトには様々なバイオリソース機関がEU規則のコレクション登録簿に登録されることはないと思われる。これは欧州連合内での規則であるからである。ただし、日本のバイオリソース機関がEU規則あるいはその実施法に見合った条件を整えることは重要である。日本のバイオリソース機関と欧州のコレクション登録簿に登録されたコレクションの間の共同研究、標本交換などはEU規則及び実施法で行うことが求められるからである。

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