大学・研究所での学術研究に対する名古屋議定書/ABS対応のスペシャリスト

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質問

国の研究機関の生物多様性条約関連特にABSについてどのように行っているか?米国にはABSガイドラインや行動規範などあるのか?

回答

米国国立衛生研究所(NIH)が資金提供し主導している遺伝資源探索研究プログラムは、InternationalCooporativeBiodiversityGroup(ICBG:http://www.icbg.org/)がある。ICBGプログラムは、抗がん剤探索だけではなく広い生理活性物質を探索しているが、NIH独自研究として1970年台からNIH癌研究所(NCI)が行っているバイ探索研究(自然界から抗がん物質、抗HIV薬探索)がある。NCIには膨大なサンプルのデポジトリ(保存所)があり、invitroやinvivo活性をすべて実験している。NCIはDavidNewmanが長い間主宰して活動しており、豊富な経験を持っている。素材移転契約等契約(MTA)関係はNIHの技術移転事務部のSteveFerguson:fergusos@mail.nih.govが行っている。こちらでは他のNIHの行った研究成果の移転に用いるNIH標準MTAもある。
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ICBGプログラムでは、資金提供時点(プロジェクト採択時)にプロジェクト側から原則に対する同意書(宣誓書)を提出する義務がある。したがって、NIH資金で行う遺伝資源探索研究はすべて同じような契約形式になる。このICBGプログラムを多くのバイオ探索研究を行う大学等は経験しているので、大学等が独自に行う海外との研究でも同じアクセスと利益配分制度を採用することが多い。

ICBGプログラムには、ボランティアの弁護士アドバイザーグループPIIPAが関与しているのも特徴で、利用国と提供国の契約に関する両者の仲介を行う。NIHの用いる契約書等書類はすべて専門の法律家が入念にチェックしたものであるので、大変完成度が高いと考えられる。

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