国立遺伝学研究所 産学連携・知的財産室

製品化事例

Anti-mini-AID-tag mAb

mini-aid

弊所 鐘巻将人准教授により、タンパク質分解技術であるAID法(オーキシン誘導デグロン法)が開発されています。AID法は、植物内のタンパク質分解メカニズムを異種真核生物に移植することで、AIDタグを付加した特定のタンパク質を、植物ホルモンとして知られるオーキシン依存的に分解除去することができる技術です。
株式会社医学生物学研究所(MBL)との共同開発により、AIDタグを認識する抗体が製品化され、販売されております。mini-AIDおよび全長AIDの両方を特異的に検出することが可能です。

参考サイト
株式会社医学生物学研究所 MBL
商品情報

ビオチン標識ソラレン「Psoralen」

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弊所 広瀬進名誉教授の研究成果により、細胞診断法への活用が可能な試薬がコスモ・バイオ株式会社から販売されています。
癌細胞等の転写活性の高い細胞で多く蓄積していると考えられている負の超らせんDNAを蛍光標識して検出することができます。
ビオチン標識ソラレンを用いることで、ヒト肺癌、腎臓癌、乳癌、子宮頸部癌由来の培養細胞と正常組織細胞を区別することができることがわかっており、種々の細胞診断法への活用が可能です。
この製品は、国立遺伝学研究所が参画したファルマバレープロジェクト事業の成果品です。

参考サイト
コスモ・バイオ株式会社
商品情報
ファルマバレープロジェクト 成果品情報

ショウジョウバエのクロマチン研究用抗体「抗dSSRP1抗体」「抗dSPT16抗体」

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弊所 広瀬進名誉教授の研究成果により、ショウジョウバエのクロマチン研究用抗体がコスモ・バイオ株式会社から販売されています。
クロマチンドメインの境界で働くタンパク質の解析によって、クロマチンの活性化を測ることができます。転写調節やDNAの複製、ヒストン修飾や交換等の有用な研究ツールとしてご活用いただけます。
この製品は、国立遺伝学研究所が参画したファルマバレープロジェクト事業の成果品です。

参考サイト

コスモ・バイオ株式会社
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ファルマバレープロジェクト 成果品情報